■結論はやはり

【法廷から】暴行の動機は中国人留学生の“ファックユー” (1 2 3)

 一夜ごとに「饗宴」が繰り広げられるクラブ。うまい料理に酒、そしてリズム感あふれる音楽…。店内は華やかな雰囲気に包まれるが、主な客層が遊び盛りの若い男女だけに、ささいなことでトラブルに発展するケースもある。

 この事件も、そんなありふれた都会の日常光景の一コマで終わるものだったのかもしれない。まさか怒りにまかせて殴った相手が死亡するなんて、本人も想定外だっただろう。

 大阪・ミナミのクラブで今年3月、和歌山大大学院生の中国人留学生、石小寧さん=当時(26)=をワインの空き瓶で殴り死亡させ、傷害致死罪に問われた自動車販売業、大須賀隆被告(24)。

 大阪地裁は18日、懲役6年の実刑判決を言い渡したが、公判では、大須賀被告が石さんのある挑発的なしぐさに激怒したことで事件に発展したことが明らかにされた。中国人留学生がみせたしぐさとは−。

                 × × ×

 検察側の冒頭陳述などによると、事件が起きたのは3月8日未明。

 大阪市中央区のクラブを訪れた大須賀被告。店内には知人女性2人がいた。しばらくすると、見知らぬ石さんが知人女性に声をかけ、腰に手を回すなどしたため、大須賀被告は女性が嫌がっていると思い、石さんに近づいて注意、口論となった。そのままつかみ合いになって殴り合いに。友人や店員が仲裁に入り、いったんは収まった。

 しかし、石さんはその後、席に戻っていた大須賀被告に向かって握り拳の中指を1本立てた。“ファックユー”だ。特に欧米では最も侮辱的なしぐさとされ、大須賀被告も「挑発された」と立腹した。しばらくは我慢したが、同じしぐさで何度も挑発を繰り返す石さんに怒りを抑えられなくなり、席のテーブルにあったスパークリングワインの空き瓶で頭部を殴りつけた。

 石さんは床に倒れ込んだものの出血はなく、しばらくして立ち上がり、自力で帰宅した。11日後、自宅で死亡しているのを警察官に発見された。


 今月16日に開かれた初公判。大須賀被告はワイシャツにズボン姿、メガネをかけて丸刈り姿で入廷した。身長は180センチ以上とみられ、がっしりとした体格だ。罪状認否では全面的に起訴事実を認めた。

 その後に行われた被告人質問では、犯行当時の経緯に質問が集中した。

 検察官「なぜ凶器(空き瓶)を使ったのか」

 被告「注意したのに何度も(中指を立てるしぐさを)繰り返したので腹が立ったから」

 検察官「なぜ中指を立てられたことが挑発と思ったのか」

 被告「テレビや漫画で挑発の意味があると知っていたから」

 検察官「何回ぐらいやられた」

 被告「10回も20回も…」

 検察官「けんかを避けるために店を出ようと思わなかったのか」

 被告「私の同級生のイベントをやっていたので、出ていくなら中国人の方が出ていくべきだと思った」

 前を見たままはっきりと質問に答えるが、口調には悔しさがにじむ。「空き瓶で殴れば死ぬと思わなかったのか」との質問には「死ぬとまでは思わなかった」と強調した。

 この日は大須賀被告の婚約者の女性も情状証人として出廷。終始毅然(きぜん)とした面持ちで「正義感が強く、思いやりのある人です。罪を償うまで待ち続け、社会復帰したらすぐに結婚してあたたかい家庭をつくります」と証言した。

 検察側は論告で「無防備の留学生を瓶で殴りつけ、殺人に匹敵する。何より死亡という取り返しのつかない結果は重大だ」と指弾、懲役10年を求刑した。弁護側は最終弁論で、大須賀被告が罪を認めて深く反省していることを強調。「知人女性が体を触られ、中指を立てられるなど被害者の態度が引き起こした」と執行猶予付き判決を求め、即日結審した。


 2日後の判決公判。婚約者が傍聴席で見守る中、大須賀被告に懲役6年が言い渡された。

 判決は、大須賀被告が石さんに挑発的な態度を取られて立腹したことによる犯行と認定した上で、「動機はあまりに短絡的で同情できるほどのものではない」と指摘。空き瓶で殴った行為について「危険性の高い暴行を加えた粗暴な犯行だ」と断罪した。

 「殺人に匹敵する」とまで言及した検察側の求刑から「マイナス4年」にとどまった。

 石さんは日本で勉学に励み、貿易会社への就職も内定。大学院修了を目前に控える中、突然、異国の地で人生を断ち切られた。母親は意見陳述書の中で《中国には、お金の被害はお金で、命の被害は命で償うという言葉がある。だから死刑にしてほしい》と厳しい処罰を求めていた。

 石さんは当時、侮辱的なしぐさで大須賀被告を挑発した。しかし、それでも命を奪われなければならなかったほどの“落ち度”ではないたろう。

 判決言い渡し後、平静を装って下を向いたままだった大須賀被告。退廷直前に一瞬だけ、傍聴席の婚約者の方に顔を向け、2人の視線が絡み合った。挑発に乗ってしまった代償はあまりに大きかった。(津田大資)


 この事件のニュースを最初に聞いたとき、心情的に被害者である中国人側に相当寄ったイメージを持った。
 まじめにやってる中国人もいるのになあ、こんな事になってしまって残念だ、などと思ったものだ。何せいちびった日本人の若者は本当に(個人的には心は日本人では無くなっていると思っているが)うっとおしい存在で、何をしでかすかわからないやっかいな連中というイメージもあった。そいつらが起こした残念な事件、単なるそんな感じだった。

 しかしこの記事を読むとどうやらそうではないらしい。
 結論から言うとやっぱり中国人は中国人だ。死んでしまったのは残念だが、自分の友人である女性の腰を撫で回す無礼な外国人を注意して何が悪い、現にその注意のあとに殴り合いになっている。まずその時点で反省し謝罪しなければならなかったのは中国人であるはずだ。

 しかもその後に「10回も20回も…」「ファックユー」を連発して兆発している。まともな人間がすることではないと思う。検察側の言う「無防備の留学生」もおかしい。こんな態度に出た以上、それなりの覚悟は必要なはずだ。日本人がなめられていると感じても不自然ではないと思う。

 ただ、そんな陰湿アホ野郎の兆発にのってしまった日本人も確かに残念。なんか悔しい気持ちがするのはぼくだけではないはずだ。もちろん人を殺してしまった以上罪を償わねばならんが、この場に居合わせた方々はどう思うのだろうか。大体が、「殺してしまったのは残念だが、中国人もかなり悪い」と思っているのではないか。裁判でそれが余り考慮されていない気がする。

 既に死んでしまった人に対して使うべきでない語句が多少ありますが、それは日本でだけ通用する話なので、死者をも鞭打つあちらの便法を多少意識してやってます。
 まあ結論はやはり、中国人などとは関わらないほうが良い。そういうことだ。

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